-
当寺院の長老(第33世住職・秀世)と、檀家でもあり長年親交があった画家・湯澤氏との間で話がまとまり、西方寺本堂に飾る天井画の制作が始まりました。およそ2年半の歳月を費やして平成30年(2017年)に33枚の天井画が完成しました。
終戦の年1945年に宇都宮市上田原に生まれた湯澤氏が、この絵に込めたかったのは「生への感謝」。悲惨な時代を目の当たりにしながら、失われていった命へ心からの花と祈りをささげたい、という想いでした。 -
天井画が完成した平成30年(2017年)夏、さくら市ミュージアムと西方寺の2会場で「西方寺天井画展」が開かれました。この時発行された全44ページからなる図録では、湯澤氏の想いを込めた詩をはさみながらの天井画紹介、「西方寺天井画展実行委員会」の方々のご紹介などがあり、湯澤宏氏のこの絵に対するメッセージで締めくくられています。
本堂の天井には、当寺院長老と長年親交のある宇都宮市生まれの画家・湯澤宏氏が2年半を費やして描かれた天井画が飾られています。この天井画を本堂に飾る際にも、湯澤氏の絵手紙教室の生徒さんをはじめ、多くの方々のご協力をいただきました。